幸運をのせて食卓へ
コウノトリからの贈り物

かつては日本の至るところで見られた鳥「コウノトリ」。
数年前までは、日本ではもう野生のコウノトリを見る事はできなかった。

そんな中、約40年もの間、コウノトリの野生復帰に
取り組み続けてきた兵庫県の「豊岡市」。
日本で最後までコウノトリが生息していたこの町が、
長年の人工飼育で繁殖させたコウノトリの野生復帰を助けるために、
住みやすい環境づくりの一環として作っている「お米」がある。
それが、兵庫県但馬産コシヒカリ。その名も 「コウノトリ育むお米」。

コウノトリの野生復帰を助けるために、豊岡が始めたお米づくり。
まずはコウノトリの餌場となる田んぼが、生きものでいっぱいになるように。
お米の栽培には化学肥料や農薬は出来るだけ使わず、
生きものたちに苗の手入れをしてもらい、生きものたちに育んでもらう。
手間と時間はかかるが、何より安全なお米が作れる、昔ながらの農法。
すべては、コウノトリが安心して田んぼから餌を食べられる環境をつくるため。

コウノトリを想い、そして田んぼで暮らす生きものを何より大切にする農法。
そうして出来上がったお米は、「人」にも優しいお米でした。

これは、コウノトリが豊岡にもたらした、幸運の物語。
コウノトリと共に育んだこのお米が、あなたの大切な人たちに
「健康」と「幸運」を届けてくれますように、そう願いを込めて。

このお米、ちょっと重め
だって命が詰まっているから

「数えきれないほどの生きもの命が宿っている」
と言われている、このお米。

実は、お米づくりに使われる農薬や化学肥料は
田んぼに住む小さな生きものたちも同時に減らしてしまうらしい。
農薬や化学肥料を使えば、おいしいお米が簡単に作れる、
だから普通はみんなそうする、でも、豊岡市は違う。
だって、コウノトリの主な餌場となる田んぼは
たくさんの生きもので溢れてないといけないから。

春は早くから水を張り生きものを増やし、
夏は通常より深く水を張って、大きな生きものも暮らせるように。
水を落とすのは、おたまじゃくしやヤゴの成長を待ってから。
小魚が逃げ込める水路もちゃんと作って。
秋になり、稲刈りがはじまるまで再び湛水し、稲穂を増やす。
そして冬でも水を張り、生きものを戻して春を待つ。

人やコウノトリ、すべての生きものに幸せが訪れるように
田んぼに住む小さな生きものの命まで大切にして作られる、このお米。
生命力にあふれた、不思議なチカラを感じる、純白のコシヒカリ。

農薬には頼らない、その代わり
生きものに頼ると決めて

コウノトリ育むお米が作られている田んぼには
数多くの生きものたちが暮らしている。
通常よりも深く湛水された田んぼには、
小魚や微生物だけでなく、フナやドジョウなどの大きな魚まで。
そこで元気に暮らす生きものたちが、
お米にもたらしてくれる恩恵は、数多くある。

例えば、化学肥料や農薬の代わりになる働きをしてくれること。
米づくり最大の天敵である「害虫」を食べてくれたり、
微生物がつくったトロトロの土壌は、雑草を抑えてくれたり。

生きものたちが活発に動き回るので、水はいつも濁っている。
でも、その濁りが太陽の光を遮り、これも雑草を抑えてくれる。
こうして、たくさんの生きもののチカラを借りて、このお米は育つ。

人が無理に手を加えず、自然界の法則にすべてを委ねれば
農薬なんかに頼らなくたって、安全でおいしいお米ができる。
これこそが、本来のお米づくりのカタチなんだと思う。

「人」にも「自然」にも優しいお米、できました。

ほのり甘く、やわらかな白い肌
食べて分かる「粘り」の差

「お米なんてどれを食べても同じ」
そう言いながらも、いつも食べ慣れているものと違うお米が
食卓に出てくると、その微妙な違いに気付いてしまう。
そう、お米って日本人が毎日食べているものだから
微妙な味の変化や、食感の変化には、意外とみんな敏感。

このお米の特徴は、一言でいえば「粘り強く、やわらかい」。

炊き上げると、お米とお米が”ギュッ”とくっついて噛みごたえがある。
いわゆる「粘り」の強いお米。
一番わかりやすいのは、炊き上がったばかりのお米に、しゃもじを入れた瞬間。
粘り強いお米だから、米と米がくっつき合って、しゃもじが重く感じる。

もちろん、食べたときも「粘り」は、おいしさを左右する大事なポイント。
噛みごたえがあるので、「お米を食べている」という実感が、より強く味わえる。

「やわらかさ」については、説明するまでもないかも。
食べものに無頓着な自分でさえ、食べた瞬間に確かに感じた
他のお米との「やわらかさ」の決定的な違い。
こんなにもやわらかいのに、噛みごたえはある、この不思議。
あなたもきっと、一口目から驚くはず。

24時間たっても、炊きたての愛情

お米のおいしさは、「食味」という数値で表せる。
専用の機械で、硬さや粘り・バランスなどの項目で評価するそうだが
「コウノトリ育むお米」の食味値を見て驚いた。

炊いてから3時間経過したものが「85」。
炊いてから24時間も経過したものが「84」。

24時間たっても、おいしさの変わらないお米。
長時間おいしさが続くというのは、良いお米の証。
だから、このお米で試してみたい「お弁当」。

家族を元気付けたい、ここぞというときに食べさせてあげて下さい。

海を渡り、イタリアへ
幸運のシンボルが育んだ奇跡

豊岡の地から、海を越え、イタリアの地へ。
コウノトリの話ではなく、これは「コウノトリ育むお米」が海を渡った話。

”地球に食料を、生命にエネルギーを”をテーマに
イタリアのミラノで開催された「2015年ミラノ国際博覧会」。
その博覧会の日本館のフードコートで、日本の農を象徴するお米・農法として
コウノトリ育む米は、世界の人たちにふるまわれました。

世界からも注目される、自然と共生する豊岡市の農法。
これを聞くと、あらためてスゴイお米なんだと分かる。

どんなに高級なお米よりも、どれだけ洒落たお米ギフトよりも
自分は、このお米を贈りたい。
だって、こんなにも物語が詰まっていて、こんなにも農家の人々の優しさ、
生命に対する感謝を感じられるお米は、そうないと思うから。

●受賞歴
・第1回生物多様性日本アワード特別賞受賞
・第12回グリーン購入大賞環境大臣賞受賞
・第42回日本農業賞(第9回食の架け橋賞)大賞受賞
・2015年ミラノ国際博覧会出展

家族、そして新たな命を
ますます育んでくれますように

幸せの象徴、コウノトリ。
日本では「瑞鳥(めでたい鳥)」とまで言われる、おめでたい鳥。
昔から「赤ちゃんを運んでくる」、「幸せを運んでくる」と言われるように
コウノトリは人々にとって幸運の象徴そのもの。

結婚のお祝いや、新たな家族の誕生を祝って、
コウノトリがもたらしてくれる、子宝や幸運の願いを込めて贈りたい。
たくさんの生きものたちによって育まれた
この生命力に満ちたお米の、不思議なチカラも信じて。

お母さんをとおして、新たな命をすくすくと育んでくれますように。
今ある元気な命が、ますます元気になりますように。

黒と白、コウノトリの彩りで贈る

お米は食べきり3合サイズ。
黒塗りのしっかりとしたギフトボックスに、白の袋に小分けにして入れて。
幸せの象徴、コウノトリの色合いで彩ったパッケージ。

「お米は日持ちする」というイメージが強いですが
保存方法や保管場所によって、お米の状態は大きく変化します。
こちらのお米は、袋詰めしたあとの窒素充填によって
袋内の窒素濃度を、極限まで濃くした上で密封しているので
精米日から4ヶ月も品質を保つことができるそう。
急いで食べなくても、「また食べたいな」と思ったときに
食べてもらえるのがいい。
お祝いを含め、色んな場面で使えそう。

●内容量:コウノトリ育むお米 3合(450g)×6袋
●重量:約2.7kg
●箱サイズ:約縦25 × 横33.5 × 高さ7.5cm

BRAND/ブランド紹介
野生復帰するコウノトリが住みやすい環境作りの一環として栽培されている、兵庫県但馬産コシヒカリ。農薬や化学肥料を使用しないことで、たくさんの生きものが命を育むようになった田んぼでつくられた、人にも自然にも優しいお米です。
日本の農を象徴するお米・農法として、「2015年ミラノ国際博覧会」の日本館のフードコートで使用されました。